コネクタ
 

コントローラ(電源供給側)とレイアウト(電源需要側)をコネクタ使用して結線すると分離できて移動時に便利です。たくさんあるコネクタの中で、実際にこの用途に使用できるコネクタは、かなり限定されてしまいます。まず、ピン数の多い事、耐圧が300V位欲しい事、通電電流が3A位は欲しい事、入手性、値段、そして最も大事なのは、工作性です。これらの条件を満たすコネクタは「Dサブコネクタ」です。

現在「Dサブコネクタ」を生産しているのは、ヒロセ電機、日本航空電子、オムロンなどが挙げられます。ピン数は、9、15、25、37、50(ピン)があります。50ピンは、3列になるため、素人がハンダ付けして、組み立てるのは、難しいと思います。

Dサブコネクタの形状は、下記の写真の様なもので、ピン数が多くなると、長さが長くなります。形状および寸法は下記の資料の通りです。「XM3」のソルダー端子の図面をご参考にしてください。


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コントローラ(電源供給側)とレイアウト(電源需要側)側は「プラグ」と「ソケット」を使い分ける必要があります。「ソケット」は「メス」のコネクタです。コネクタ導電部が穴の中に隠されていますから電圧がかかっていても、短絡することを防止できます。したがって、コントローラの出力コネクタとして使用します。又、接続ケーブルのレイアウト側に使用します。

「プラグ」は「オス」のコネクタです。コネクタ導電部がピンとして露出しますので、短絡の危険性があるところには使用しません。したがって、接続ケーブルのコントローラ側やレイアウト側の入力用に使用します。



 ソケットタイプ

 コネクタの充電部が露出しません。
 プラグタイプ

 コネクタの充電部が露出します。

現在この「Dサブコネクタ」を入手する最も簡単な方法は、「オムロンのFAストア」からネットで購入することです。それでは、コネクタの入手方法を記載します。個人でも1個から注文できます。尚、オムロンは、50ピンはありません。
9、15、25、37ピンがあります。50ピンを使用するときは、他メーカーをご検討ください。入手方法は、ネットで検索すると宜しいかと思います。

それでは、ネットを使用して、コネクタを発注します。発注個数は、1接続単位で発注します。「ソケット」と「プラグ」を2個ずつ発注します。

「オムロン FAストア」→「取り扱い全商品一覧」→「コネクタ」→「コネクタ一覧」→「Dサブコネクタ」→「Dサブコネクタ一覧」→「形XM3Aプラグ・ソルダーカップ端子」→「発注操作」→「形XM3Dソケット・ソルダーカップ端子」→「発注操作」→ 「形XM2Sフード」→「発注操作」→「形XM2Z固定具3(六角形)→「4個を発注操作」でコネクタの発注が完了します。

接続する線は、単独の線を複数本を束にして使用する方法と多芯ケーブルを使用する方法があります。多芯ケーブルもは、ネット検索で入手できるものがあります。ハンダ付けするときは、DIYで「ヒシチューブ」が販売されていますので、ご使用をお薦めします。熱風を吹き付けると縮ます。ケーブルの製作は忍耐が必要です。


電子回路工作入門


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